中屋薬舗 / 金沢
この老舗記念館には他にも庭や茶室、おえの間(来客の上り口で、おもてなしをした吹き抜けのある広々とした空間。「御上」が訛って「おえ」となった)、客間の座敷など色々見所があります。
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by marie-foliage
| 2023-11-05 22:52
| アジア、日本の旅
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ローズマリーを見直す
皆さんもご存知のローズマリー。
抗酸化作用や認知予防(記憶、集中力強化)、抗菌、抗ウイルスなどで知られているハーブなので、私も自分の暮らしの中で気がついたら積極的に取り入れるようにしているハーブです。
先日もスパイスの抗ウイルス記事でご紹介しましたが、この秋、私が所属している日本メディカルハーブ協会の冊子にある理事の村上先生の記事を読んでいて、スパイスのみならず、ローズマリーの記載にも目が留まりました。
「メディカルハーブによる新型コロナウイルス抑制作用」がテーマで開催された、今年の学術フォーラムでの講演内容によるものでした。
ローズマリーに含まれる成分、ジテルペンのカルノシン酸が、特に新型コロナウイルスの後遺症において、抑制の効果が得られたと報告されたそうです。
このカルノシン酸は、脂溶性のローズマリーエキスに含まれ、コロナ後遺症の他にも加齢に伴う肥満や脳機能の低下などにも効果が認められたとのこと。
改めて、ローズマリーの力を確認させられました。
「脂溶性」ということは、ハーブティーより、ローズマリーオイルや精油、ティンクチャーの方が効果が期待できるということですね。
ちょうど在庫も切れていたので、先月ローズマリーのティンクチャーを仕込みました。12月のクリスマスイベントで、皆様にも少しお分けできると思います。
☞ ジテルペン類は、シソ科の植物に最も豊富に含まれているそうです。(「薬用ハーブの化学」より)
☞ ローズマリーの精油をお求めになる場合。ローズマリー精油は3種類あります。各々香りも効能も微妙に異なりますので、学名で調べ、確認されてみて下さい。
・ローズマリー カンファー:Rosmarinus officinalis ct.camphor
・ローズマリー シネオール:Rosmarinus officinalis ct.sineole
・ローズマリー ベルベノン:Rosmarinus officinalis ct.vervenone
☞ しばらく予約投稿記事が続きます。「Like」はその間お休みさせて頂きますので、宜しくご了承下さいませ。(いつもありがとうございます。)
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by marie-foliage
| 2023-11-02 06:05
| ハーブ
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「ハーブ広場」のサインがある町 Uzes
アヴィニョンからさらに北西、ローヌ川を超えた先にある、ユゼス。
ここはプロヴァンスと思われていますが、行政区分ではプロヴァンスではないそうです。
過去2回、1994年と2010年にこのユゼスを訪れたことがあり、今回は3回目の訪問となりました。
一番最初に訪れた理由は、ハーブの草分け広田靚子さんの「南仏プロヴァンスのハーブたち」という御本で、昔からこの城壁の中の広場にハーブ市が定期的に立っていて、アーケードに「ハーブ広場」という標識が残っているというのを読み、是非見てみたいという思いからでした。
1994年に初めて訪れたマルシェは、オリーブなどでできた乳鉢、すりこぎから始まって、ハーブをまぶした可愛いチーズ、ハーブやオリーブ、ガーリックを浸したオイル、ドライハーブやスパイスなどが陳列されていて、とにかく鮮烈な印象が残っていました。
2010年の訪問時も、美しいラヴェンダーやオイル類、カラフルなバスケットなどが目に焼き付き、とにかく活気があって楽しい市だったことを覚えています。
今回はコロナの後の影響もあるのか、今までで一番静かな、品数も少なめの印象でした。
けれども、なぜか何度もこの場所を訪れてしまいたくなる、もしかしたら自分に縁のある場所なのかもしれません。
町の中心に位置し、古いアーチが連なるアーケードに囲まれた、趣き溢れる「オー・ゼルブ(La place aux Herbes d'Uzes) 広場」。中央にはシンボル的に噴水が。
様々なスパイス、ドライハーブ、エッセンシャルオイルも。
「ハーブ広場」の標識は、今は壁にサインが記されていて、「ハーブ」というサインを眺めるだけで、なんとも言えない熱い気持ちが溢れて来ます。
日本人の私など、まだ西洋ハーブとは30年ほどのお付き合いですが、この土地には昔からずっと、ハーブという薬草と人々が紡いできた歴史があるーーーと思うと、その長い時間に圧倒されるのです。
気候を含め、この空気感、日の光、人々の習慣、考え方、暮らしの営み方ーーー全てが合わさって、ハーブの文化は成っています。
今の人生で、自分の残りの時間でハーブについてどれだけのことを知り、吸収できるのか分かりませんが、こういった西洋ハーブとのお付き合いが当たり前で、細胞に長く深く刻まれた人々の暮らしを垣間見させて頂くことは、何よりの経験になる気がします。
マルシェは、毎週土曜の午前中に開催されています。
ユゼス周辺は、トリュフの産地らしく11月〜2月の収穫期には広場でトリュフ市も開かれるそう。
☞ しばらく予約投稿記事となります。「like」はしばらくお休みさせて頂きますので、宜しくご了承下さいませ。(いつもありがとうございます)
2010年の旅のお写真もMore↓に一部載せておきました。この年のユゼス市は、カラフルなお写真が満載です。
More / 2010年のユゼスmarché
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by marie-foliage
| 2023-10-29 06:50
| フランスの旅
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「世界薬用植物図鑑」キューガーデン版
この春、日本の「植物の本屋 草舟 あんとす号さん」で購入させて頂いた、「イギリス王立植物園 キューガーデン版 世界薬用植物図鑑」。
ずっと長いこと英語版を買おうか迷っていた本でしたが、やはり日本語で読めるのが本当にありがたいです。
一つ一つの薬草の説明は要約的にまとめられていますが、美しい植物画を眺めながら要点を復習+新しい発見をして読み進められるので、時々ページを開いては楽しんでいます。
まだまだ余り理解を深めていないハーブも掲載されているので、なかなか興味深いです。
ページもうっすらクリームがかった紙質で、植物画も映え、ページをめくっていても実に満足。
ティンクチャーやハーブティー、オイル、クリーム剤などのレシピも掲載されていて、それもとても良いです。
ラヴェンダーのハーブピローのような、暮らしの中で手軽に使えるクラフト的なものの作り方も載っていますよ。
実用書的要素に、芸術性のエッセンスが取り混ぜられたような本は、本当に見ていて心地良いです。
読書の秋にぴったりの一冊です。
・・・・・・・・・・・・・・・
次回投稿からしばらく、予約投稿記事となります。
しばらく「like」をお休みさせて頂きますので、宜しくお願い致します。(いつも「like」をありがとうございます。)
11月初めには、クリスマスのワークショップのご案内なども告知致しますので、どうぞお見逃しなく。
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by marie-foliage
| 2023-10-27 07:39
| 愛用品、愛読書
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抗ウイルスに効果が期待できるスパイス
この秋、私が所属している日本メディカルハーブ協会の冊子にある理事の村上先生の記事を読んでいて、興味深かった内容をご紹介致します。
その記事は「メディカルハーブによる新型コロナウイルス抑制作用」がテーマで開催された、今年の学術フォーラムでの講演内容によるものでした。
抗ウイルス作用を持つことが報告されているメディカルハーブの、新型コロナウイルスへの作用に対する効果の研究で、感染抑制効果についてオイゲノールという成分が顕著であったというものでした。
このオイゲノールはクローブやシナモン、ナツメグなどのスパイスにも多く含まれていて、医薬品だけでなく、食品などへの応用も期待できるとのこと。(f o l i a g e のNoëlティーもバッチリ入っています👍)
摂取するのも勿論いいと思いますが、私が特に秋口から冬にかけて穏やかなルームディフューザーとしてよく行っているのが、スパイス類などをお鍋やティーポットに入れて火にかけるスパイス・ディフューザー。
これも雰囲気がほっこりと良いだけでなく、風邪やインフルエンザの季節に当たり、気道からの効果も期待できるわけです。
12月にはクローブを使った「ポマンダー」のワークショップも行いますが、こちらもクローブの持つ抗ウイルス作用を知りながら作成すると、雰囲気を楽しむだけでなく、一段と有り難みが増しそうですね!
(ワークショップの告知は11月頭頃になります)
ちょうど感染症が流行りそうな冬の時期に、昔からこのようなスパイスものを摂取したりクラフトに取り入れられたりしているのは、偶然と言えども、理にかなっていたということで、化学も発達していなかった時代に、不思議な気持ちが致します。
☞「 ⚪︎⚪︎に効果が期待できる」という理由での量や頻度の過剰摂取は、お避け下さい。有機化学成分の中には注意が必要なものもありますし、摂取量はもちろんのこと、摂取頻度にも十分にお気をつけて取り入れられて下さい。
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by marie-foliage
| 2023-10-24 08:46
| ハーブ
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美は、見る人の心の中に。
by marie
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