おうちひと夏プロジェクト

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旅の記憶が遠のかないうちに、記録をどんどんアップしていますが、ローマが終わったところで、ちょっとひと息。

主宰するクラスも、お仕事もオフの7月。
やっとゆったりと楽しんでお料理をしたり家のことをしたり。今年前半はことに時間に追われる毎日だったので、この余裕のある日々というものが、とても有り難くしあわせに感じます。


ここ数年、毎年夏になると、この「余裕のある時間」を利用して、「おうちひと夏プロジェクト」をするのが定番となりました。
去年は大規模な断捨離も兼ねて裏のアトリエのミニ・改築、その前は、ダイニングテーブルのいすの革張り替え、そしてブーツや靴を磨いたり、底を張り替えたり、またまたその前は家のペンキの塗り替えーーーといった風に。
普段の慌ただしい生活ではなかなか手の届かない修理やプロジェクトを、夏にひとつだけでもいいから行うというものです。

今年は、かねてから使い勝手が悪く気になっていた、玄関先の靴棚のお直し。
以前この家のオーナーだった方はアンティークドールの収集をされていて、この玄関先に棚を設置し、ライト付きのショーケースとしてこのキャビネット棚を作られたようです。
日本の家のように、玄関先に靴棚のないこちらの家の造りはとても不便で(多分こちらの皆さんは、西洋式にクローゼットに仕舞われるんですよね)私たちはせっかくのショーケースを、靴棚として使っていました。笑
でも、元々飾り棚として作られたこのキャビネットは棚が4段ほどしかなく、高さのない靴を収納するには、スペースが余りすぎるのと靴もそれほど入らない。不便だなあと想いつつ、10年も経ってしまいました。

今回は、靴がたくさん収納できるように、棚をいっぱい設置してもらいました。
大工さんによると、元々あった棚を壊すのが難しかったようなのでその隙間に棚を増やす方式。棚の高さはかなりばらばらな感じではありますが、靴の収納はとても効率が良くなりました!
中に消臭として使っていた備長炭も煮沸して天日に干し、復活。再利用してリニューアルした靴棚に収納しました。かなりの爽快感!

お直しをしただけで、靴をもっと大事にしたいという想いが湧いてきますし、キャビネットを開けて中が見晴らし良く片付いているというのは、心の気に停滞感がなく爽快なもの。
今年のひと夏プロジェクト、もう2、3、実践してみたいです。






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# by marie-foliage | 2014-07-15 03:04 | 暮らし

コロッセオ考察

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古代ローマの象徴とも言えるべき、円形闘技場。

旅の間は、その国、土地の空気や建物、景色、人々を見て感じるだけで十分楽しく有意義なので、多分自分は、他の人よりは、名所巡りに余り関心と執着がない方だと思うのです。
でも。
このコロッセオだけは、胸に迫るものがありました。
バチカンも、ミケランジェロの絵も、パンテオンの神殿も、それなりに素晴らしい。けれど、その偉大な建築や芸術の陰に感じるものは、人の底知れぬ権力への渇望のようなものーーー。
「神々へ捧げる」と表立って謳っていても、本当に神聖なるものは、小さなものや謙虚なものに隠れるように潜んでいると思う私にとって、豪勢な神殿も芸術も、それらは本当の信仰心から発せられたものとは違うにおいを感じました。
いえ、その圧倒的な権力があったからこそ、歴史に残るようなものが沢山残されたわけですが。

このコロッセオは、その究極とも言うべくもの。これだけの闘技場を、わずか8年で完成させ、この闘技場建設に道徳的に反対した宗教家などの意見を押しのいて実現化した当時の皇帝の力というものを、想わされます。
高い席から下の闘技場を見下ろした時には、さまざまな想いが脳裏を駆け巡りました。

剣闘士同士、そして対猛獣との血なまぐさい闘技が行われたこの場所。6万人もの人々が熱狂したこの場所の抜け殻を見た時、ニンゲンのさまざまな側面のひとつをしかと見せられたような気がしました。
ニンゲンの持つ残虐と快楽。
それは、善悪の判断を超えた理解として、私の胸に迫ってきました。

もしかしたら、どんな善人でもわずかながらの残虐性があるかもしれない。そして、どんな聖人にも、少しながらの快楽への欲求があるかもしれない。そういったニンゲンの多面性と複雑性というものに対し、よい、わるいの判断ではなく、ありのままのニンゲンのひとつの特性として、事実をまざまざと見せつけられたような。

ローマは、そういうニンゲンの一見どろどろした底の底にある特性を、「これもまた真実」と、あっけらかんと見せてくれました。






More/コロッセオについて
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# by marie-foliage | 2014-07-14 04:09 | 旅(ヨーロッパ、アメリカ)

Ai Monasteri

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今回、イタリアの薬局を見てみたいという希望を持った私が最初に訪れた、ローマの薬局、Ai Monasteri。(リンクは一番下に記載しております)

お買い物もしたいけれど、それよりも、中世(5世紀の西ローマ帝国滅亡から15世紀頃迄)に修道士が薬草を扱い、研究し、人々の健康や癒しに役立っていくことで広まっていった僧院医学の、当時の息吹を感じることができたらいいなあというほのかな期待と共に出かけてみました。

こじんまりとした店内には、スキンケア、リキュール、フード関係(はちみつなど)、香水(中には、お菓子の香り付け香水という面白いものもありました)などの商品は元より、昔蒸留で使った容器や器具などもディスプレイされており、私はそちらの方が興味津々。

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こちらのお店は、1894年ナルディ一族が創立し、サンタ・マリアノヴェッラのように修道士から源を発したお店ではないものの、途中から一族の知識だけにあきたらずイタリア修道院の知識と経験を融合させるために、合流、交流させています。
私が訪れた時には、店内には4代目のオーナーさんがいらっしゃり、いろいろ説明をして下さいました。
1000年前のレシピをも使用しているそうで、料理にしても薬草調合にしても、昔のレシピというものにとても興味のある私には、ますます関心をそそられるお話でした。

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Ai Monasteri ー修道院にてー(日本語サイト)

Ai Monasteri  
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文化の宝庫 イタリア各地の修道院


  


More/Ai Monasteri歴史
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# by marie-foliage | 2014-07-10 06:49 | 旅(ヨーロッパ、アメリカ)

ローマの、字体。

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かつて二度訪れたことのあるイタリアだが、ローマは、今回初めて。
記憶の片隅にあったイタリアは、イギリスやフランスよりさらに乾いて緑まばらの印象だったが、今回の久しぶりの訪問では、記憶以上に緑が豊かな地であった。

薬草やらバラやらをふんだんに使った古代ローマ帝国を、しばし想像してみるーーー。

そんな古(いにしえ)の時代を容易に想像できそうなほど、ローマは至る所に遺跡がある。地下を掘ると何かしら出てくるので、地下鉄も作れないのだとか。
今に残る、石の文化。
東洋とは違う、石、石、石ーーーーに囲まれた、街。

街角の至る所に、ローマンイタリック体の字を見かける。
昔カリグラフィーを学んでいた時には、「字体のひとつ」と思って漫然と書いていたが、ナマのローマンイタリック体は、ローマの街角と共に、生きていた。

また自分の中で、ひとつの理解というものが、細胞に刻まれたような気がした。


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More/Wikipedia
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# by marie-foliage | 2014-07-09 12:44 | 旅(ヨーロッパ、アメリカ)

クッキーが先か、天井か。

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2014 年、パリ、イタリアの旅。今回こそは、記憶と感覚が失せないうちに一気に記録を残していきたいと思っています。皆様、どうぞ宜しくお付き合い下さいませ。

さて、この天井。
ヨーロッパに着いて一泊目のパリの小さなホテルの天井模様。いきなり、美しいなあ〜と見とれた天井です。

バークレーに住んでいると、今流行のライトモダンなインテリアがクールだと思ってしまいますが、パリに来るといつも思うのは、この絢爛豪華な内装模様の圧巻たる素晴らしさ。堂々たる歴史に裏付けされている、揺るぎない美しさがあります。

クッキーの縁にほどこされたあの模様たちも、こんな内装模様から来たんだなあ。。。と、ふと想像しました。
いや、クッキーが先か、天井が先か?!


天井、ですね。きっと。笑


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# by marie-foliage | 2014-07-08 02:06 | 旅(ヨーロッパ、アメリカ)


美は、見る人の心の中に。


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