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小澤征爾さん追悼



小澤征爾さんを追悼して。
こちらのチャイコフスキーの「弦楽セレナーデ」は、大学時代にオケで先輩たちが練習していたのを聴いて心に残っている大好きな曲です。今でも心にしっかりメロディーが刻まれています。
最近懐かしさもあって、この素晴らしい演奏の動画をよく聴いていたばかりでした。


80年代だったでしょうか、若い頃に小澤征爾さんの本を読んだことがあり、何の本だったのかもうタイトルも忘れてしまったので今調べてみたら、こちらの「ボクの音楽武者修行」だったことを思い出しました。
唯一覚えているのが、お母様だったかな、と思うのですがーーー
普通は外で年頃の男性がお母さんを見つけたら、日本の昔の男性だったら恥ずかしがって無視したり口をきいたりしなかったのが普通だと思うのですが、小澤さんは「お母さん!」と声を出して真っ直ぐお母様の元にいらしたーーーというような、(若干記憶違いもあるかもしれませんが)エピソードが書かれていたように記憶しています。

若い頃に「外国の音楽をやるためには、その音楽の生まれた土地、そこに住んでいる人間をじかに知りたい」と貨物船に乗ってヨーロッパに渡った小澤さん。
一人の若き青年が、将来日本を代表する世界的巨匠になろうとは、当時は誰も予想だにしなかったことでしょう。

私自身は、残念ながらコンサートで小澤さんの音楽を聴く機会に恵まれることはなかったのですが、上記のエピソードからも感じられるように、真っ直ぐで、日本人としてクラシック音楽を草分けとしてやられるために生まれて来た方だったんだと思います。
一度だけ、若い頃に住んでいた三軒茶屋の駅のホームで数人の方達と電車を待っていた姿をお見かけしたことがありました。
素晴らしい音楽を、どうも有難うございました。
ご冥福を、心よりお祈り致します。


今はこちらの↓改正版も出ているようです。



More / 小澤征爾さんの言葉
# by marie-foliage | 2024-02-10 14:22 | 音楽、芸術 | Comments(0)

ポートランドでの香りのセッションも近づいて

ポートランドでの香りのセッションも近づいて_b0319247_12564662.jpeg


ポートランドでの香りのセッションも近づいて参りました。
2020年の2月を皮切りに、今回が3回目のポートランドでの香りのセッションとなります。
今回も色々な方のお力のお陰で、今自分がお役に立てるであろう方々と繋がらせて頂いたこと、感謝のみです。

お一人お一人のレジュメを確認させて頂き、色々な側面からその方に良いのではと思われるセッションで使う精油を考えますが、この作業から既に、セッションは始まっていると言えるでしょう。
まだお会いしたことがない方でも、その方の魂の雰囲気、色味をできるだけ感じ取りながらセッションでの精油を選ばせて頂きます。

お一人の方と一対一でじっくり2時間、香りを通して向き合う時間は、とても深淵で神聖なもの。
セッションで精油からの声、メッセージをしっかりお届けできるよう、自分自身も心をまっさらにして準備を進めようと思います。

この世界が、地球が大きく変動する時期に、個々人の魂が、内なる輝きに自ら気づき、確認し、その光を増していくことの重要性を、ひしひしと感じます。
精油の香りがその小さなきっかけのお手伝いをできるよう、私も一生懸命務めさせて頂きます。
ポートランドで、皆様にお会いできるのを楽しみにしております。



昨年2023年秋より、香りのセッションは一回のみのセッションとさせて頂くことに致しました。
(2回目以降は終了致しました。)ご了承頂けますと幸いです。有難うございます。



# by marie-foliage | 2024-02-08 13:08 | 香りセッション B.Essence | Comments(0)

「植物の魂に話しかけなさい」

「植物の魂に話しかけなさい」_b0319247_03555476.jpeg

このクリンギッド・インディアンのボブの(おばあさんから聞いた)お話は、もう20数年前「ガイアシンフォニー」の映画を観た時からずっと心に響き、浸透し、私自身大事にし続けている言葉です。
f o l i a g e のクラスでも、幾度となくこの言葉をプリントして、生徒さんにお渡しさせて頂いて来ましたし、インタビューなど受ける機会があった際にも、よくこの言葉は引用させて頂きました。
ハーブに、植物に携わる者として、これからも心の中に忘れずにいたいと思う、大事な言葉です。

以前のf o l i a g e のブログにはこの言葉を残していたのですが、昨日のハーブクラスで、生徒さんよりリクエストがありましたので、改めてこのブログにも残させて頂きます。
今また、この言葉を皆さんに感じてもらうことが、必要な時期になったのかもしれません。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



心を清めなさい。

良いことだけを考えなさい。
誰に対しても悪いことを言ってはならない。
まして自分自身に対しては。

翌朝目覚めた時
清らかな水で顔と手を洗いなさい。
その時 薬草も一緒に顔と手を洗っている。
薬草は あなたが採るための準備を始めているのです。

薬草に近づいたら 祈りを捧げなさい。
すると薬草は自然に震え始める。
薬草が 魂をあなたに捧げる準備を始めたのです。

触れて棘が刺すのはまだ準備が整っていない証拠です。
刺さないものはすでに魂を捧げる準備を終えています。
だからできるだけやさしく採るのです。
そうすれば魂はその植物の中にとどまります。

やさしくその植物の魂に話しかけなさい。
その言葉は植物の言葉だから意味は説明できないけれど
よく覚えておくのです。





クリンギッドインディアンのボブがおばあさんから聞いた大切な話
ガイアシンフォニー第三番
参考:「森と氷河と鯨」星野道夫著

                        

# by marie-foliage | 2024-02-05 03:57 | 心への言葉 | Comments(0)

季節性感情障害にサンシャインサプリメント

季節性感情障害にサンシャインサプリメント_b0319247_13384824.jpg

今日からアメリカも2月!もうすぐ梅の花も咲き始めるかと思うと、少し元気が出てきます。

時々晴れの日があるから救われますが、ここベイエリアも冬の雨季真っ只中。
特に毎年一月は、新年始まってまだ本格的に始動していないのもあり、雨の陰鬱さがこたえます。
季節性感情障害(SAD)は、冬に雨、曇りの多い国や地域の人には悩まされる症状かと思います。

メディカルハーブで一番に紹介できるのは、やはり西洋オトギリソウことセントジョンズワートでしょう。
過去20年の間に最も研究されたハーバルメディスンの一つで、主に抗うつ作用が注目されました。(他にも色々な期待できる作用がありますが、今日は抗うつのトピックに限定してみます)
軽度〜中度の鬱に効果があることが治験で示され、季節性感情障害への効果も示唆する証拠もあるそうです。

聖ヨハネの日(太陽の力が最も強くなる夏至の日)に収穫すると、治癒力が増大すると言われるように、この黄色のお花を見ていると、まるで太陽が転写されたよう。正にこの陰鬱な季節に必要なエネルギーなのでしょう。

私はハーブティーにしたり、ティンクチャーでささっと摂取したりしています。禁忌のあるハーブなので、事前に確認して使うことをお勧めします。


季節性感情障害にはこの他にもメディカルハーブの中の一環、アロマテラピーも上手に暮らしに取り入れながら、心地よいと感じる精油の香りで気分転換をはかって冬をできるだけ快適に過ごしたいものです。


St.John's wort(学名:Hypericum perforatum)
<禁忌>
以下の薬との相互作用に注意。
インジナビル(抗HIV薬)、ジゴキシン(強心薬)、シクロスポリン(免疫抑制薬)、テオフィリン(気管支拡張薬)、ワルファリン(血液凝固防止薬)、経口避妊薬

主要成分のヒペリシンに光感作作用があるので、(特に色白の人は)注意。

<伝説>
聖ヨハネの日には焚き火をする伝統があり、火にこのハーブを投げ入れると、悪霊から身を守られると言われた。





# by marie-foliage | 2024-02-02 13:58 | ハーブ | Comments(0)

精油、フローラルウォーターの注意点や使用期限

精油、フローラルウォーターの注意点や使用期限_b0319247_14251875.jpg

先日、植物油などの保存版記事を書かせて頂きましたが、今回は精油(エッセンシャル・オイル)と芳香蒸留水(フローラルウォーター、ハイドロゾル)の注意点要点と使用期限に関して記載させて頂きます。

前回の記事にも書かせて頂きましたが、巷のナチュラル系のお店、グローセリーストアには、ヘルス・コスメコーナーに精油や植物油、フローラルウォーターなどが陳列されており、誰でも気軽に使用できるようになっています。
ただ漫然と使用するよりは、事前に知識を持っていた方が安全性や効率、快適性など色々な点で安心です。

手軽に購入できるものだからこそ、使い方や安全性を知って頂くことで、皆様がより心地良く楽しく使用できるお役に立てたら幸いです。

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▪️精油(Essential Oil)
巷で「アロマオイル」と呼ぶ方もいらっしゃいますが、正式名称は「エッセンシャル・オイル(精油)」となります。
(「アロマオイル」と呼ぶ場合、植物油に精油を希釈した物と混同して連想させますし、人工的な合成香料もこの名称で呼ばれるので、こちらはしっかり区分けした方がいいと思います)

・使用濃度:精油とは、天然の素材(植物)を水蒸気蒸留法や圧搾法、有機溶剤抽出法などで抽出した、有効成分を高濃度に含有する揮発性の芳香物質。(自然の状態の植物よりかなり凝縮した状態となります。)
使用する際には、原液塗布(皮膚へ原液で塗る)、飲用、目への使用は厳禁とし、必ず用途によって植物油、アルコールなど基材に希釈して使用します。私の所属するアロマ協会AEAJでは、原則として1% 濃度を勧めています。

・使用の注意:精油は引火性があるので、使用する際、保管場所に気を付けます。

・柑橘系の精油の中には、光毒性(皮膚につけた精油成分が強い紫外線を受けて反応し、シミなど色素沈着、痒み、発赤など炎症反応を応じること)を持つものがあるので、日中の肌への塗布はご注意を。
例)グレープフルーツ、レモン、ベルガモットなど(フロクマリンフリー精油除く):圧搾法の精油に限って注意が必要で、水蒸気蒸留法の精油には該当しません。

・使用期限は開封後、約1年をめどに。柑橘系の精油は半年をめどに使い切りましょう。


▪️芳香蒸留水(フローラルウォーター、ハーブウォーター、ハイドロゾル)
主に、水蒸気蒸留法で精油を抽出する際に得られる芳香水。(正式には、これをハイドロゾルと呼ぶ)精油ほどではないですが、香り、効能があります。作用が精油より穏やかなので、さまざまな使用用途があります。(より敏感な身体部位である顔への使用。子ども、高齢者、妊娠中の方への使用。精油では刺激が強すぎる場合の代替としてなど)

・商品によって、防腐剤、安定剤、エタノールなど添加しているものもあるので、確認のこと。
使用期限は、無添加の場合は未開封で一年開封後は3か月をめどに使い切り、冷暗所保管のこと。
☞ メディカル使用としては半年以内、コスメ使用としては一年をめどにする見解もある。香りが変化したり、水が濁ってきたら処分する。(キッチンのお掃除、紙類などへのほのかな香りづけなどに使用して使い切ることもできます)






どうぞご参考まで。



写真は以前のBuly Paris店での商品の様子となりますが、イメージ写真であり、本文との関係はございません。

          







# by marie-foliage | 2024-01-25 15:12 | アロマ Special issue | Comments(0)


美は、見る人の心の中に。


by marie

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