自分のしたい生き方

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暑い暑い日本から戻り、カリフォルニアの冷涼な暑さを楽しんでいます。

日本の猛暑を3週間近く体験し、日本の方々が四季の愉しみだけでなく、自然の持つ時には厳しい現実といかに向き合って暮らしてらっしゃるのかを、実感した数週間でした。
すっかりカリフォルニアの快適な気候に慣れすぎてしまった自分は、3年分の汗をかいたのでは・・・と思われる程代謝も良くなりましたが、後半は風邪を引きかけ、外と室内での体温調節もうまくいかず、体力も大部落ちてしまったようです。
この酷暑、これからもずっと続くのですものね・・・。特にご年配の方のことを思うと、少しでも暑さが和らぎますようにと祈らずにはいられません。

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さて、こちらに戻り、ずっと気にかけていた庭に出てみると・・・

この春植えたホーリーホックが私の背丈を超え、花のつぼみをつけています。
そして、旅の前にも大部収穫したつもりだったカモミールが、さらに大粒になって咲き誇っていました。
今年初めて地植えにしてみたカモミールですが、やはり地植えのパワーは計り知れません。4株植えたカモミールからの花の収穫は、それはそれは素晴らしく。今朝だけでも、300粒のどの花の収穫がありました。
こうして庭の植物たちに触れ合う時間の、幸福。
私には、分身のような存在であり、作業です。

枯れた庭の花々の花殻を摘み、葉っぱを取り除きーーー
このような作業が、しみじみと楽しく、自分が自分に戻っていくような気持ちがします。
植物から何かのエネルギーを受け渡してもらい、それを自分の中に流していくようなーーーそしてそれが、本来の自分に戻っていく作業なのです。

東京は刺激的で華やかで楽しく、今回も十分楽しまさせて頂きました。
しかしながら、なぜ自分がカリフォルニアに住む運命となって住まわせて頂いているのかーーー
前回の記事、ターシャ・テューダーさんの映画の記事にも書いた通り、今回の旅は、今の自分を振り返り、確認させて頂く為のものだったと感じます。

20数年前、若かりし頃の自分があの当時思ったように、私は自然を感じ、それに触れて生活する、リアルな生き方が自分には必要で、そのように生きたいと決めたのでした。
決めた後から、少しずつ運命は変わり、アメリカに導かれ、住むことになったのです。
あの頃はまさか、植物を身近にする暮らしが、海外になるとは想像だにしていたなかったのですが、私の運命だったのでしょう。

今回そのことをしっかりと確認すると同時に、これから私が微々たるものであっても発信させて頂くことは、この植物を身近にして暮らすことの幸福をシェアすることに他ならないと、そう感じます。
日本にいない分、言葉をはじめとした不便なことも沢山ありますが、心の自由さはここアメリカだからこそ、実現できているのかもしれません。

この幸福には、流行も知識の補充も必要ありません。
淡々と紡がれるこの生活で得られるものは、愛と知恵ーーー。

私は知恵と愛をたたえた、静かな老人になっていくことをこれからの理想にしたいと、今回の旅で思いました。


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# by marie-foliage | 2017-07-19 09:26 | 心への言葉

「静かな水の物語」

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日本に滞在して早2週間になろうとしています。
九州地方の洪水の被害につきましては、心よりお見舞い申し上げます。
一日も早く復旧し、降水が終止致しますこと、お祈りしております。


さて、SNS で公開を知った、ターシャ・テューダーさんの生誕100周年記念映画、「静かな水の物語」。
時間の隙間を縫って、なんとも運良く、日本滞在中に観ることができました。

ターシャの人生、生き方、意思、そしてそれらが現実として表現された証でもある美しいガーデン。

何度も番組やDVD を観て、もう自分ではターシャの世界の魅力を十分分かっているつもりでしたが、今回も心あらたに映画を観ると、ターシャの言葉というものは、その都度深く心に響き渡り、心が震えるような魅力があります。
それはきっと、何かの真理に通じているからなのだと、思います。

購入したパンフレットを後で読んで分かりましたが、松谷監督がテレビ番組の時とは違い、この映画にナレーションを入れなかった理由は、いつ誰が観ても、ターシャと一対一で向き合うことができるように、との計らいの元にありました。
その意義は大きく、ターシャの内面からにじみ出てくる人生の言葉が、直に心に届くような気がしました。
ひとりひとりの異なる人生にも、なんらかの気づきと感動を与えてしまうのでしょうか。私のみならず、映画館のあちらこちらでは、観客の方々が涙を流している気配を感じました。
正に、ターシャの言葉は、ひとりひとりの心に届く何かがあるのです。

本来であれば社交界で生きていくはずだった身分のターシャが、早くから自分の好きな世界を自覚し、絵本作家の傍ら農業に入り込み、幸せを生きたこと。

一瞬一瞬を「労働」ではなく、「楽しみ」にして生きる生き方。

手をかける、時間をかけるということの喜び。

「想像、創造して生きること」の素晴らしさ。

ターシャの生き方が素晴らしいと感じるのは、それが地に根ざした生き方に繋がっているからだと、今日の映画で再確認しました。
大地からの、自然からの恵みと共に、人間としての想像、創造力をあわせて生きるライフは、「ポーズ」でも「流行」でも「思想」でも「活動」でもありません。
リアルな、ターシャの愛すべきライフ、それだけなのです。
それが、この地球に生まれた人間の本質にも繋がっているのではないかと、あらためて思わされるのです。

人々は、ターシャの生き方が「揺らぎがない」「強い意志の元にある」「好きなことを貫く」と言いますが、ターシャが植物や動物を育て、家族と想像力の中に暮らしている姿のリアルさの中に、現代の人々が枯渇している大事なものがあるのかもしれないと感じました。
そして、多くの人々の中にある「大事な記憶(自然と共に生きる喜び」)に触れるからこそ、ターシャの生き方に憧憬を抱くのかもしれません。


私自身もまた、この映画を観て、美味しいもの、素敵な物、便利なものが溢れるこの東京での滞在を楽しむ一方、カリフォルニアに帰って庭の手入れをし、家族のために料理をする、ごくごく普通の暮らしを、今はしたくてなりません。
それが今は、格別のしあわせであったことをーーー再確認しています。

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「普段から冗談めかして『私はスティルウォーター教よ』とおっしゃっていたのですが、“静かな水”というのは、大きな波に流されることなく、静かに前進するというターシャさんの生き方と、水に映る自分自身を見つめるという在り様を象徴する言葉だと思っています。」

松谷監督のインタビューより



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# by marie-foliage | 2017-07-09 19:37 | 心への言葉

foliage 夏休み

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娘の高校も昨日で終学期となり、バークレーもいよいよ夏休みです。
つい先日までヒーターをたくほど冷涼な日もあったのですが、今日からいきなり暑くなり、なかなか夏らしい始まりとなりました。

この春、初夏も、foliage のクラスや会にご参加頂きました皆様、誠に有難うございました。
2017年上半期は、メディシナルハーブ・ベーシッククラス、アロマクラス、お花の会、オープンガーデンなどなど、盛りだくさん楽しまさせて頂きました。

6月、7月と夏休みを頂き、また8月からアロマクラスを皮切りとして今年の下半期を皆様とご一緒させて頂きたいと思います。
クラスやお花の会ご参加ご希望の皆様、ご質問、お問い合わせなどは、いつでもウエブサイトの方からご連絡下さいませ。
(夏の間、メールのお返事が少々遅くなることもあるかと思いますが、宜しくご了承下さい)

では、皆様もどうぞ楽しい夏をお過ごし下さいますように!
(写真は、2015年スウェーデンを旅した時のものです)


私の旅の支度(ハーブやアロマ、ナチュラルな旅の支度のご参考に)







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# by marie-foliage | 2017-06-17 10:30 | ごあいさつ

香りの花束は癒しの花束

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先月、お花の会が終わった数日後、残ったお花やハーブでささっと作ってみた、「タッジーマッジー」ブーケ。
お花の会の際には開花が間に合わなかった、庭のスイトピーも加えて。

昔々中世では、当時ヨーロッパで大流行していた疫病を避けるためにハーブの殺菌作用を期待して持ち歩かれたと言われるこのブーケ、ビクトリアン時代になると、花言葉に自分のメッセージを託して贈り合った、「トーキング・ブーケ」になります。

昔に思いを馳せながら、人々はどんな思いでこのブーケを作ったり贈ったり受け取ったりしたのか・・・
想像しながらブーケを束ねるのは、なんとも言えない楽しみです。

何より、ハーブのさまざまな葉の色、形を味わい、そこにナチュラルな風情のワイルドフラワーやガーデンフラワーを加えて束ねているうちに、その優しい芳香や色合いに包まれ、自らが癒されてしまうーーーやはり特別なブーケなのだといつも思うのです。


ダスティーミラー、ラブズイヤー、ペパーミントセンテッドゼラニウム、パープルセージ、セイボリー、シルバータイム、ヤロウ、スカビオーサ、ニゲラ、スイトピー



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# by marie-foliage | 2017-06-08 06:43 | 花、植物

A variety of foliage.

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5月最終日。
今年もたくさんの喜びを与えてもらった庭に、感謝をこめて。

花も美しいけれど、グリーンのバラエティも、地球の恵みのひとつ。

色。形。質感。香り。

ひとつひとつが、宝石のように美しく、尊い。


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# by marie-foliage | 2017-06-01 06:28 | 花、植物


美は、見る人の心の中に。


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