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私の植物学名愛用書

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皆様はどんな秋をお過ごしでしょうか。

さて、読書や勉学にも適した季節になりましたが、今日は私の愛用している「学名書」をご紹介致します。
近頃、ハーブクラスやアロマクラスでも、この学名の件に触れることが多かったですので、この機会に!

植物との深いお付き合いももう30年近くになりますが、メディカル的な勉強を本格的に始めたここ数年、避けては通れないのが、植物の学名。
ガーデニングなど楽しんでいた分には、それほどの必要性を感じていなかったのですが、やはりメディカルに使用される植物は、学名抜きでは通れません。
専門書を読む時にも、そして植物界の世界公用語なので、覚えておくと、とても理解がクリアになりますし世界が広がります。
ロンドンのチェルシーフィジックガーデン(チェルシー薬草園)では、すべての植物のサインは、学名だったのを記憶しています。

アロマやメディカルハーブなど、植物療法を学んでらっしゃる方は、おそらく写真下/右の故大槻真一郎先生の「ハーブ学名語源事典」は必要不可欠な本として、ご存知の方も多いのではないかと思います。
精油、ハーブティー、バッチフラワーと植物療法の区分から、たくさんの植物が網羅されており、それぞれの植物の英名、和名、学名、そしてその語源、エピソードなどが盛り込まれていて、ある特定のハーブの学名暗記を集中的にしなければいけなかった時期には、このご本の御陰で楽しみも頂きながら覚えていくことができました。
特にエピソードは、歴史やいわれなどと関連し、とても興味深く、そのひとつひとつの植物を理解していく上でとても役立ったと思います。

写真下/左のロレイン・ハリソン著の「植物ラテン語事典」は、何と言っても植物画のカラー挿絵が美しく、また、合間合間に歴史上の植物著名人や特定の植物のお話が盛り込まれており、そういった読み物としてもとても楽しみな本です。
事典としては、上記の本とは異なり、A,B,C順に、ラテン語の言葉(動詞、形容詞その他含む)が記載されているので、植物の学名を覚えていくのは上記の本、こちらの本は二番手として、ラテン語の意味を調べたり、理解していくのに適しています。

学名は覚えていくと、実に世界がすっきりクリアに見えてきます。

3年前、英語が通じないイタリアのハーブ店で、求めたいハーブの学名を記憶していなかったために、お店の人に伝えるのに非常に苦労した経験があります。
学名を覚えていたら・・・と、学名は植物の世界共通語であることを、深く認識した出来事でした。
そんなことも含め、私も少しずつ、少しずつ、学名を身につけている途中です。

他にも、良い学名書がありましたらば、皆様、是非お教え下さい。



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by marie-foliage | 2017-09-27 08:36 | 愛用品

ユトレヒトの花市場

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この夏の旅の記録の続きです。

ユトレヒトでは、土曜のヤン教会広場の花市場/Bloemenmarkt に出かけてみました。
切り花、鉢植えがメインで、球根も少々販売されています。

観光客よりは、地元の人たちがお買い物に来ているような、日常感がありました。きっと、チューリップの季節であれば、品揃えもまた違うのでしょうね!

面白かったのは、なんとなく、アメリカの花市場の切り花の雰囲気と、そんなに違和感がないなぁ。。。と感じたこと。
それもそのはず、(私が利用したことのある)ロスやサンフランシスコの花市場には、オランダからの輸入花もたくさんありますから、そう感じたのも不思議はないのかもしれません。


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やはり運河が多いせいでしょうか?そんなに暑くないオランダの初夏でも、とある宿泊先では蚊に悩まされました。
こちらのシトローエンセンテッド(におい)ゼラニウムと表示されているゼラニウムは、蚊除けにいいとサインが。
我が家にもありますが、アメリカでは "Lemon fizz" の名で知られているかと思います。

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とても美しい紫陽花。"Hortensia vast" とサインがありました。日本語訳にかけてみましたら、「広大なる紫陽花」!と。笑

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ヒューケラとセダムのコントラストが目に鮮やか。

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市場のそばでは、購入した切り花を手にした男性も見かけました。花市場のお花は、他で購入するよりお手頃価格だそうで、地元に人たちに気軽に利用されている市場なのが窺えます。
市場の片隅でアコーディオンを奏でていた男性は、私がカメラを向けたら、こんな風にポーズをしてくれました。
お花も素敵ですが、こんなワンシーンが、結構旅の記憶に残ります♪

・・・・・・・・・・・・・・・

ユトレヒト Bloemenmarkt
土曜日:朝7:00頃〜夕方5時頃まで





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by marie-foliage | 2017-09-14 14:12 | 旅(ヨーロッパ、アメリカ)

Thyme ハニーシロップ

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移動の多かった夏の旅先から戻って、一気に疲れも出たのか、お約束のように風邪になりました。
私の場合、風邪になったらすぐ喉に・・・。

そのために、ハーブの中でも抗菌力の高さを誇るタイムのハーバルメディスンーーーティンクチャーやハーブティーなどは、普段から我が家の緑の薬箱に色々揃えて待機させています。


今回は、ずっと作りたかった、浸剤(ハーブティー)を使ったハニーシロップを作ってみました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・10分ほど浸出したタイムハーブティー(通常は3〜5分の浸出です): 100cc
 (ドライハーブティースプーン1/2強 に、お湯100cc 。蓋をしてそのまま10分。
  その後漉します。)

・ハニー : 100g(ハニー自体にも抗炎症作用あり)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ハニーに出来上がったタイムの浸剤(ハーブティー)を混ぜて、出来上りです。
ハニーの酵素を生かすため、火にはかけないで作りました。


また、水溶性分(浸剤/ハーブティー)が入っているので、早めに使い切ることをお勧めします。
お水割り、お湯割り、ハーブティーに混ぜたり、ヨーグルトに混ぜたりと、楽しみながら喉ケアに使います。
鍼の先生にうかがったところによると、咳が出ている間は、冷たい飲み物は飲まない方がいいそうですので、少なくとも常温以上の水溶成分で摂取した方がよいかと思います。


はちみつの見分け方(こちらの記事の最後の方に記載しております)

☞ ハーブの効能を期待したい場合は、色々な品種がある中、メディカル使用のハーブを利用
  しましょう。
  タイムの場合は、Thymus vulgaris という学名のものを利用します。

  タイムに含まれる強力な殺菌作用(チモール、カルバクロールなどの精油分)、鎮静作用
  のフラボノイド(アピゲニンなど)、鎮咳、去痰作用(サポニン)、炎症を鎮める
  タンニンなどが、喉や気管を癒してくれます。
  タイムは特に、激しい咳、いつまでも咳が残るといった状態の時に用いることをお勧め
  します。

Thymus vulgaris(タイム/ 立麝香草)










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by marie-foliage | 2017-09-07 03:59 | ハーブ

ユトレヒトでの不思議な出逢い。

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この夏のオランダの旅の続きです。

デルフトから南下し、ミッフィーの故郷、ユトレヒトへ。
訪れてみると、ユトレヒトは程よい都会感と、ゆったりとした空気感のバランスがとても素敵な街でした。
街のサイズも、少しの刺激とゆったり感も、のんびり屋の私にはぴったりで、この街がすっかり好きになってしまいました。

ユトレヒトに着いたその日、ちょっぴり不思議なことがありました。

娘が買い物をしている間、私はお店の外で運河でも眺めながら座って待っていようと思ったのですが、ベンチももう一杯で、座る場所がありません。
ふと、パイプ椅子がそこらに数個あったので、(勝手に)座ってみました。
間もなく、どこからかご夫婦が現れ、私の横に同じくパイプ椅子を並べて座りました。と同時に、その小さな子供たちが三人程、また同じようにパイプ椅子を広げ、そのご夫婦ーーーご両親と向かい合うように椅子を移動させて座りました。
気づいたら、私は、まるでそのご家族の一員のように、その輪の中に入っていたのです!笑

「どうしようーーー」とちょっと汗と苦笑いが出てしまいましたが、ひとりの男の子が、立ったままです。
はっと気づくと、私の右横に未使用のパイプ椅子があって、私に遠慮して座れないでいるようでした。
私は、「この椅子使う?ここに座る?」と聞きましたが、彼も遠慮して、首を横にふります。

これがきっかけになって、いきなりミセスが打ち解け、私に話しかけてきました。どこから来たの、出身はどこ、家族は?
英語を余り話さないようで、私の下手な英語と、苦肉の会話ですが、なぜか心と心には、温かいものが流れているのが分かります。
そうしているうちに、小さな女の子が、自分の食べていたグミを食べてと、私に袋を差し出します。「ありがとう」と言ってごちそうになると、女の子はまっすぐな目で笑顔を私に届け、彼女の汚れのない純真な心が伝わってきます。

一体どうして、こんな異国で、こんな偶然によって、見知らぬご家族と、円になって座っているのでしょうか!!
傍目から見たら、きっと不思議で面白い光景だったに違いありません。笑

もっとお話をしていると、そのご家族は、シリアから来たとおっしゃいました。きっと移民されてきたのでしょう・・・。
ミセスが、「オランダ語も余りしゃべれず、言語は難しいわね」とぽつりと言ったその言葉の余韻に、そのご家族の境遇を想像し、私には分かり得ない深い想いがあるように感じました。

不思議の時間の終わりは間もなくやってきて、目の前の工事していたビルから突然作業員の男性が出てきて、「それらは私たちの休憩用のパイプ椅子で、そろそろ片付けますので」と言って、私たちはすぐ立ち上がり、お別れをしました。
ずっと、何度もお互い振り返りながら、「さようなら」を・・・。


ユトレヒトに着いてすぐに、なんて不思議な出逢いがあったことでしょう。

移民の国、アメリカに住んでいながら、正直私は今まで、自分が余り移民だと意識したこともありませんでした。有り難いことに、アメリカにいて移民としての困難に、さほど遭遇せず暮らしてこれたせいだと思います。
けれども、ユトレヒトで出逢ったそのご家族の、多くを語らぬ言葉から、さまざまな境遇と思いがあることを、想像しました。
ヨーロッパは陸続きであるが故の、さまざまな移民の実情があること・・・そのことを、私は見せられたような気がしました。

その時は、どうしてこんな不思議な短い出逢いがあったのか、まるで理解ができませんでしたが、その後の旅で、アムステルダムを訪れた時ーーー。
このご家族との出逢いの意味が、少し分かったような気がしました。そのお話は、また後日談で・・・。


その後、街角の広場で奏でられるギターの音色に聴き入り、この異国の街のお菓子のような家々を眺め、行き交う人々を眺めていたら、ふいに胸が一杯になりました。
さまざまな人たちが、さまざまな各自の人生の境遇を引き受けて、一生懸命生きているーーー。
私の想像のできない世界や人生がまだまだこの地球にはたくさんあり、けれど、どの人たちも、どの人生も、それは素晴らしく尊くて愛おしいのだーーー。

ギターの音色が、ユトレヒトの流れ行く雲に空高く吸い込まれていき、一層私の涙を誘うのでした。


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by marie-foliage | 2017-09-03 13:30 | 旅(ヨーロッパ、アメリカ)


美は、見る人の心の中に。


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