カテゴリ:旅(アジア)( 3 )


フレッシュのクローブを初めて見る

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芸能、芸術の中心地、ウブドを後にして東経由でバリ島を北上していた時、道路脇で収穫したクローブを袋に詰めている人たちを目撃しました。
そこはバトゥール山のそば、Munduk という地域で、クローブの産地のようです。
その後宿泊した北のビーチ沿いには、クローブの木は暑すぎて生えないのだそうですから、バリ島全体に自生しているわけではないのですね!

北のビーチからまた南下していく帰りに、今度こそクローブの自生している所をしっかり見て帰りたいと、ガイドをお願いしたDewa さんに我がままを言ってお願いしました。
さすがローカル(地元人)のDewaさん、運転しながらも、これらがクローブの木、とすぐに判別されて指差して教えて下さいます。
クローブの木は結構背丈が大きくなるそうで、シーズン毎にその場で竹の梯子を作り、それに登ってクローブを収穫するのだそうです。
竹の梯子を作っている方々もちょうど遭遇しましたので、下記More にお写真を入れておきますね。

また途中では、収穫したクローブを道路脇に日干ししている所にも遭遇。
車を止めてもらい、じっくり拝見しました。フレッシュの摘みたてのクローブは、爽やかなグリーンで、乾燥するに従い、段々茶色に変化していきます。乾燥の進み具合によって分別されて干してらっしゃいました。(こちらもお写真を下記の More に入れておきますね。)

ここでDewa さんが、フレッシュのクローブを農家さんから購入。お母様のためにおみやげにされるようです。
フレッシュの分はオイルも多いし(エッセンシャル・オイルの意味かもしれません)、香りが素晴らしいんだとおっしゃる通り、その香りはスパイスのクローブからは想像もできないほどの、甘いフルーツのような香りが!
クローブと一言で言っても、フレッシュとドライの状態では、こんなに香り(多分成分にも)にも違いがあるのです。
植物の全てを知りたい私には、このような発見は、本当に貴重な体験でありました。

今年のクリスマスは、このDewa さんに頂いたクローブ(今はすっかり茶色に乾燥され、スパイスのクローブとなりました)で、ポマンダーを作成するのが今から楽しみです。
自生している木を見、収穫した状態を眺めた後のクローブは、今までの何倍も理解と愛が深まり、ポマンダー作りも、今まで以上に特別なものとなりそう。原産地を訪ねられたことは、私の財産です。

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最後の目的地に到着すると、Dewa さんが、お母様のために購入されたフレッシュのクローブの包みの半分を、私たちのために差し出して下さいました。
クローブに異常なほどの興味と質問を投げかける私のために、察してお裾分け下さったのです。

バリの方も、やはり日本人と同じく、想いを察して下さる優しさを持ってらっしゃいます。
ずっと旅の間にガイドをお願いしたDewa さんには、バリの人々の暮らしや習慣、政治のことなどなど、たくさんの貴重なお話をうかがいました。心優しいDewa さんとのお別れに、家族とお別れするような寂しさを感じるほど、楽しい時間を共有させて頂きました。

人を思いやる優しい心ーーー。
これは、(他の人種の方々が持っていないという意味ではないですが)今の私たち日本人が、バリの方々を見て、あらためてその素晴らしさを確認させて頂く、大事な大事な心の宝物だと思います。

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葉っぱ付きの、クローブの小枝。右がフレッシュのクローブ。
左のピンクががってふさふさの状態はクローブの花で、花の前に収穫するのがいいそうです。
これを乾燥させると、あの釘型のドライ・クローブになります。




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More/クローブの収穫の様子
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by marie-foliage | 2016-07-24 14:52 | 旅(アジア)

バリでビューティーコスメのワークショップ参加

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バリのウブド滞在中に、ハーブショップ「ubud botany interactive」で、手作りのビューティーコスメ・ワークショップに参加しました。
(こちらのクラス詳細は、ガイドブック『地球の歩き方」にも掲載されていますよ!2016年現在)

バリに自生するお花やハーブ、葉っぱ、ココナッツオイル、アボカド、浸水したお米やスパイス、精油など、ローカルの素朴でナチュラルな素材を使い、シャンプーやボディースクラブ、サンスクリーン、バリ風タイガーバームなど作りました。

写真上は、バリの至る所に咲いているFrange pani(プルメリアのお花)やハイビスカスの葉っぱ、アロエヴェラなど。
これらを刻んで手で揉み出してシャンプーを作るんですよ!
正にこれぞ「ナチュラル」、作っている最中も楽しくて楽しくて・・・!

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写真がぼけていてすみません!きれいな麺類の具ーーーみたいですが、これがシャンプーになります。


アロマやハーブのお仕事をしていながら、今まで南国のお花は香りがきついような気がして、ほぼ受け付けることができなかった私ですが、バリに入ってからはその香りの甘さが本当に心地良く感じ、驚いたことに大好きになってしまいました!
特にプルメリアは、マッサージのオイルや前記事のCanang sari(お供え物)、レイ、お料理の飾りなどなど、本当に至る所で目にし、皆に愛されるポピュラーなお花といった感じでした。

バリネーズ・タイガーバームは、クローブ、ジンジャーなど、いかにも効きそうなハーブ、スパイス類を、浸水したお米と一緒に石臼のようなものですって作ります。
バリの人たちは、お料理でもこういった緑のお薬も、すべてこの石臼のような乳鉢で作ってしまいます。
私などはなかなか上手くすれなかったのですが、バリの人たちは使い慣れていて、本当に上手!
ワークショップで教えて下さったPutu さんも、若干19歳だというのに、本当に落ち着いていて、石臼を操る仕草も手慣れたもの。
家でも毎日当たり前に家事を手伝ってらっしゃるんだろうな、と想像できます。
バリの人たちは、本当に「生き力」がすごい!私たちは便利な道具に甘やかされて、すっかり何もできない人間になってしまっていることを痛感ーーー。
やはり、ブレンダーでがーっとすませてしまう日々を送っていると、こういう人間力はどんどん退化していってしまうのでしょうね!
自分の主宰するクラスでは、やはり面倒でも、なるべく原点に近い方法を生徒さんに体験して頂こうと、意を新たにしました。

そしてこのバリ風タイガーバーム、ここの若い(20歳前後の)スタッフさんたちのおばあさん達は、何かあるといつもこのタイガーバームをささっと作って身体に塗っていたんだそうです。
頭痛や痛むところ、暑くて夏バテしている時など、このタイガーバームを利用するようで、バリの人たちにはとても身近なもののようでした。
(但し、おなかやほっぺは避けた方がいいそうです)


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お若いPutuさん、純粋だけれど落ち着いていて、とても素敵。
不器用な私に、丁寧にご指導下さいました。


後日、スタッフの方達に案内して頂いて、ボタニ・ウォークも体験してみましたが、すぐそばの田んぼの脇道などに、イランイランやクローブ、バニラやレモングラス、シトロネラ、ハイビスカスやココナッツの木などが普通に自生しており、本当にびっくりしました!
(ココナッツは、ファーマーの方が木にするすると登って下さり収穫。手際よく切って、飲み口まで作って差し出してくれました。正に神業!!フレッシュのココナッツウォーター、本当に美味しかったです!!)

こんな風に、すぐそばに自生しているフレッシュの植物をささっと採取し、こういったビューティーコスメもすぐに作って利用してしまうのですね。
遠くからドライのものをお取り寄せするのではなく、ローカルのものを採取し、暮らしに取り入れる。

これが民間薬や自然療法、料理の原点だなあーーーと、あらためて再認識した次第です。



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by marie-foliage | 2016-07-17 14:57 | 旅(アジア)

Canang Sari(バリのお供え物)

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皆様、大変ご無沙汰しておりました。おととい、バリの旅から戻りました。
しばし、このブログもバリ島カラー一色になってしまうかもしれませんが、どうぞ宜しくお付き合い下さいね。
一身上の都合で、しばしお写真が一気にアップできませんので、また後日、少しずつ追加していくかと思います。宜しくお願い致します。

サンフランシスコ空港からシンガポール経由で出かけたバリでしたが、地球上で一番遠いフライトの三本指に入るという話が実感できるほど、今までの旅で一番長いフライトでした。
しかしながら、バリの空港から一歩外に出た途端何かに包まれるような安堵感がし、しばらく涙が止まりませんでした。
バリに入った瞬間から香る、インセンスと甘い花の香りーーーーーー。もし、魂に記憶があるのだとしたら、紛れもなく懐かしさによる涙であったとーーーそう思わずにはいられません。そして、香りという五感が、それを誘導したのではないかと、今も思っています。


バリの最初の滞在地ウブドに入るまで、車から外を眺めると、3人、4人の家族乗り(小さな子供や赤ちゃんまで!!)のバイクや車が、それはもう秩序なしに走り回り、野良犬さんはうろうろ歩き、家々や光景は、何か昔の日本を彷彿とさせる素朴さが漂っています。
そして寺院の多さ、かご屋さん、鳥かごと鳥屋さん(趣味で飼う人が多いそう)、石像屋さんーーーと、今までに見た事のない風景に、心奪われました。
この素朴さは、後でじわじわと感じることになるのですが、料理にも、そして人々にも、ベースとして漂っているのです。
素朴さとは、美しいことーーー。それをバリの人々から教えて頂きました。

ウブドの町に入ると、至る所にーーー人の家、寺院、お店の前にですら、とにかくすべての場所に、offering---お供え物がしてあります。
Canang Sari というそうで、ココナッツやバナナの葉からできた入れ物に、ピンクや黄色など色鮮やかなお花と少しの食べ物、そしてインセンス(お線香)が添えられ、毎日毎日、朝や夕方に取り替えられ、お祈りがされます。
バリの空港から外に出た瞬間から香ったインセンスの香りーーー。このCanang sari の多さを見ると、納得です。
道路に置かれていることも多いので、ついつい蹴ってしまいそうになったのが、今は懐かしい思い出です。

昔は日本もどの家にもお仏壇と神棚があり、朝の家の掃除を終えたら一番のお水とご飯をお供えし、お線香をたいて拝んでから家族のご飯が始まったものでした。
ああいった日常の中に溶け込んでいる信心というのでしょうか、バリでは今も日常の習慣の一環として当たり前に行われているのです。
バリの人々は、笑顔が本当に美しいです。
心から、透き通るように微笑み、穏やかな、美しさーーー。
もしかしたら、この信心という素朴さが、あの穏やかさとしあわせな笑顔を作り出しているのかもしれません。

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一度だけ、Canang sari を作ってみたく、ワークショップに参加しました。
土台のココナッツの葉の箱を留めるのは、バンブーのneedle。
ココナッツの葉がすべって、なかなかバンブーの細い棒を針のようにして留めるのは、難しかったです。
緑色のもしゃもしゃしたひじきみたいなものは、「パンダン(ニオイアダン」という植物で、
葉を糸のとうに細かくしたものだそうです。


Canang sari は、四角いものや、花状の形などがありました。
私も一度だけ作り方を知りたくて習いましたが、花型に編む(というほど難しくはないのですが!)器はココナッツの葉がすべって、なかなか簡単ではなかったです。

家々、そしてお店、建物、観光場所、そして車の中にまでこのCanang sari は置かれていて、お線香を焚いたら、それを手で空中にあおぐようにしてお祈りをされていました。

まさにバリの風物詩、です。

*一番上の写真は、バリに到着して2日後にあった、210日毎に巡ってくる、Saraswanti という行事の際のCanang sariたち。
宿泊したホテルで働いていた、舞踊家の日本人女性中谷さんのご好意で、彼女が日本語を教えているというウブド高校でのSaraswanti 行事に参加することができました。
高校内の寺院に皆が座り、しばらく参列した人々によるバリ風のお経が続き、その間、私はこのCanang sari とインセンスの香りに包まれ、すっかりバリの神様に触れさせて頂く貴重な体験をさせて頂きました。
浄化が終わると(お経を唱えている間が浄化の時間のようです)、校長先生がお水を持ってきて、ひとりひとりの頭にかけたり、手に水を入れて下さいます。
その時、三三九度のように、右手と左手の間にひとつの花をつまみ持ち、額まであげて、またお花をとりかえてーーーを繰り返します。
最後に校長先生が注いで下さったお水を二三回に分けて飲みます。
花は、プルメリアーーーどこの家にも、道ばたにも、至る所に咲いているこのお花が使われることが多いです。
バリ語でFrange pani。お供え物にも、マッサージオイルにも、お料理にも、何にでもこのお花が添えられ、この行事でも手にもってお祈りをしました。花と人々が近いーーー。正に、神様と人間を繋ぐ仲介人のような存在のようだと思いました。

Saraswanti とは「知恵」の神様、日本で言う弁財天様で、この日はいつも知恵や知識を与えてくれる本に感謝したり、読んだり書いたりもお休みなのだそう。翌日は、知恵が身体に浸透していくように、人々は海や川に出かけていって水を浴び、お祈りするのだそうです。

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道ばたにも、こんなCanang sari が至る所にいっぱい。



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by marie-foliage | 2016-07-12 09:58 | 旅(アジア)


美は、見る人の心の中に。


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