カテゴリ:音楽( 2 )


シルヴィ・ギエム/ボレロ




私の「第九」「蛍の光」的なものが、バレエ「ボレロ」。
暮れに、なんだか鑑賞したくなるもののひとつです。

20代の頃に観た、今は亡きジョルジュ・ドンの「ボレロ」も素晴らしいものでしたが、ちょうど今年惜しまれつつ引退したシルヴィ・ギエムの「ボレロ」は、今の私の中で、最高のボレロです。

「いのちの鼓動」「性別を超えた人間の美しさ」「ためこむ力と解放=生命」。
芸術っていいなーーー(モーリス・ベジャールもやっぱりいいな!)とあらためて思わされる大好きな作品です。
今年の最後に是非どうぞ。
そして、皆様もどうぞ良いお年をお迎え下さい!



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by marie-foliage | 2015-12-31 09:51 | 音楽

清品なる音楽

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歌声という「振動」で、自分も共鳴し、その世界観に包まれる歓び、幸福ーーー。
音楽の楽しみというものは、究極はそこにあるのかもしれない、と思ったおとといの夕べ。

アロマクラスの生徒さんでもいらした、Ruriko Miura さん率いるS.F. Forest Choir さんの10周年コンサートに出かけてきました。
私の中では、2日経った今でも、まだあの教会に響き渡る音が残っているかのようです。


ディレクターRuriko さんが構想3年、練習1年2か月をかけたという、大曲、フォーレのレクィエムから始まったコンサート、その静謐なる出だしから、歌声というもので作り上げる世界観のうつくしさに心が震えました。

フォーレの両親の死に近い年にこの曲を手がけたとは言え、特定の人のためにこのレクィエムを作ったとはフォーレは言及しておらず、むしろ「楽しみのため」作ったということ。
特に、Pie Jesu(慈悲深き主イエスよ/第4曲) と最後のIn paradisum(天国へ/第7曲)は、私自身覚えているということも相まって、印象深いものがありました。
その透明感あふれる曲調が、悲しみとか喪失感とか、そういった死にまつわる感情を超越した、解放された天との繋がりによる至福感をあらわしているかのようで、ソロの方や皆さんの歌声が響く中、涙を抑えることができませんでした。

人の歌声というものは、楽器とはまた違う、「異物感のない振動」に感じます。
そのまますっと包まれ、自分も共に共鳴できる、音。
フォーレの曲を聴きながら、そこにはないはずの情景や時代、世界がまるで見えるかのように感じたり、天に届きそうな美しい歌声に、音楽の世界というのは、なんて荘厳でうつくしいのかとあらためて感じ入りました。

Forest Choirさんのフォーレ以外の曲も、もちろんどれも素晴らしく、美しく、味わい深く。時に楽しく!選曲も素晴らしく、パフォーマンスも取り入れられ、聴衆を飽きさせません。

また曲や楽章によって、一部のソロや歌い手の方が、会場であった、味わいのあるSt.John's Presbyterian Church の壇上パイプオルガンの前や、客席の背後、横に移動されます。
まるでステレオのように、音(歌声)が会場のあちらこちらから響き渡り、ひとつの曲を表現されているのです。
コンサートは、前面から音を聴くものーーーと思っていた自分にとって、会場のあちらこちらから音を浴びるというのは、正に、「真の音の世界に包まれる」という、素晴らしい体験でした。
友人「叡伝」の摩利子さんが、「まるで音が生きているようだった」とおっしゃってましたが、正に同感!
音は、生き物。音楽はやはりライブにかなうものはありませんね。

そして一貫していると感じたのが、ディレクターRuriko さんの紡がれる音という世界の美しさ、品格のこと。
「清品」という言葉があるのか分かりませんが、正にこの漢字を言葉に当てはめたくなるような世界観が、Ruriko さんの紡ぎ出す音の世界だと思いました。

「世界の始まりは、振動である」という言葉は、既にありますか?

そんなことを名言したくなるような(笑)、素晴らしいForest Choir さんのコンサートでした。
10周年を迎えられ、ますますRuriko さんの紡ぎ出す音楽の世界が、Rurikoさん自身の真理にさらに近いものになっていかれますよう、そしてご一緒に世界観を創り上げていかれる団員の皆様、共演された皆様、楽器演奏された皆様、素晴らしい音楽を私たちに届けて下さいましたこと、心より感謝致します。

このブログをお読み頂いている皆様も、機会がありましたら、この清品なる音楽を生み出すForest Choir さんの音楽に触れる機会がありますこと、祈っております。
きっと、皆さんの構成物質である元、「振動」が揺さぶられて、素晴らしい影響を得られることと思います。
音楽は、いいですね〜!


*トップのお写真(絵)は、Forest Choir さんからお借り致しました。
 日本画を専攻されてらっしゃる半本藍(はんもとあい)さんの作品だそうです。

*こちらは個人的にカバーが素敵でしたので(笑)、ご参考まで掲載させて頂きました。
 名盤のようです。

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by marie-foliage | 2014-11-18 07:25 | 音楽


美は、見る人の心の中に。


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