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打ちのめされたグリーンランド上空

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北欧の旅から戻りました。

旅の途中で書いたふたつの記事も、少しだけ追記しました。

今回訪れた北欧は、かつて訪れたヨーロッパの旅(フランス、イギリス、イタリアなど)が、自分の過去(世)や文化を振り返るようなものであったとしたなら、今回の旅は、今までとはまったく違う性質のものでした。

他のヨーロッパと少し違う、全体的にニュートラルな空気感。おどろおどろしい空気や、自国のエゴのようなもの(それが魅力だったりもするのですが!)を余り感じなかったり、北欧の街の建物も70年代に私たちが空想したユートピアを思わせるようなものが多かったり、そこに圧巻の自然ーーーフィヨルドなどを見学したりしたので、地球の息吹と未来都市を合体して垣間見たような、とても不思議な感触の旅でした。

まるで違う次元への旅を終えたような、そんな感じです。

さて、旅の順を追ってこのブログ記事も仕上げたかったのですが、帰りの飛行機から見たグリーンランドの光景に打ちのめされてしまい、今まだ、心の中にあの景観が焼き付いています。この感覚が消えないうちに、ここにも残しておきたいと思います。


*****


「すごいね」という家人の声に、はっと飛行機の窓から下の景色に目をやると、そこには息をのむような光景が広がっていました。
初めて見る、北極圏(準北極圏)グリーンランドの氷床。

これらの写真(iphone撮影なので、画像も今ひとつですが)でも、その荘厳さ、美しさは半分も表現されていないーーーとも言えるほど、その景観は、圧巻でした。

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凍てついた大河。言葉に表せないほど、この世のものとは思えない美しさでした。
地球が見せる多様な姿を、思います。

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圧巻の、この初めて見る氷床とフィヨルドの世界を見つめていると、自分という存在ーーー自我のようなものが小さく小さく感じられ、かわりに地球の本質のようなものが身に迫ってきました。
地球には、「意思」がある、と思いました。地球自身の、意思です。

それは地球のエゴ的な自意識というよりも、「本能」とか「自然の営み」とか、元々生理的に備わっていて、それをただ生きている、そんな「当たり前を当たり前に生きる自意識」のように感じました。
地球は、私たち人間や動物や植物や鉱物などで構成されているけれど、それらも地球の一部でありながら、もっと全体的な、地球自身の意思、があると感じるのです。

そして、地球の本質は、美だと感じました。
人間が手を入れていない、神様からもらった地球の素の姿は、こんなにも、神秘的で美しい。
ただただ、美しいの一言です。

こんな美しい惑星の地上で、戦争や原発が病んでいることなど、想像できない上空からの美しさでした。

私はふと、そんな人間の愚かさを、地球はどう感じているのかな?と思いました。

私が感じたことは、「自浄作用」でした。


哀れみとか怒りとか、そういうこととは別に、地球は、このありのままの自分の本質を保っていく生理があるために、いざとなったら、淡々と「自浄作用」をするだろうなーーーと、ふと思いました。
それは自然災害であったり、もしかしたらーーー地球上の人間の量を変化させる、ということも、自浄作用の中に入るのかもしれません。


*****

家路に着いてから、自分の中で変化が起きていることに気づいています。

この下界で、私は例えば植物のミニマムの世界の中に地球の本質を見ることが多かったです。
でも今回、上空からこの地球を見て、また、ミニマムではないダイナミックに創造された自然を見て、違う視点からの扉がざっと開いたように感じます。

色々な側面から見る。ということの大事さ。


昨晩、バークレーには珍しく蒸し暑い日中だたので、夕暮れ時にデッキに出て空を眺めていました。
雲が足早に流れているのを眺めていたのですが、一塊の雲も、同じ形を保ちながら流れているわけではありません。
水蒸気が雲という形になったことを連想させるように、その形態は常に変化しながら流れています。

それをじっと眺めていた時、「生きている!」と感じました。
この世界のすべてのものは、生きている、のです。

私たちはこの人間界のさまざまな用事やら仕事やらで奔放されているけれど、自然界は、常に「生きて」います。
オーロラや虹が出ると、人はその奇跡や美しさにはっと目をやりますが、こんな風に日常的にある空の雲にすら、よく目を凝らして意識して見れば、その奇跡はしっかりと映し出されています。

「地球は生きている」。

もっともっと心を敏感にして、できれば毎日、毎瞬、このことを感じながら生きていきたい。
そんな地球の生きる鼓動をいつも感じながら、ここに生きるひとつの生きものとして、生きたいーーーと思い始めています。








・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

毎日欠かさず読んでいる松原照子さんの本日の世見に、偶然地球上の人口のこと、自然災害のことなど書かれておりました。
グリーンランド上空から感じたことと少しリンクしているような気がしましたので、ここに転載させて頂きます。

このリンク記事は、後日削除する可能性もございますので、ご了承下さい。




<世見>
2015/07/9


世界の人口がビックリするほど急増したのには地球の意図があるのを感じています。


人口増加がもたらすものは自然破壊。
でも、何故地球は人口増加を進めているのでしょう。


私はこのように感じとっています。
地球星に暮らす私達人類は驕った気持に気付かず突進するのが地球にはわかるのでしょう。


地球は惑星と云うひとつの生物です。
地球も寿命のある生物です。
私達と同じように健康な日々を送りたいと思っています。
不思議な世界の方が話されるのには、人類の肉体の水分は地球の浄化にはもっとも大切な成分だと言われます。


人類増加の原因のひとつは医療が進んだことも原因でしょう。
食べ物だって人工なる食材も増えました。
勿論こうしたことを知らない地球ではありません。
19世紀になる以前までは人類誕生と死者の数は不思議なくらい同じでした。
人類は、地球の思惑より知恵で寿命を延ばし、人口増加の道を進みました。


でもネ。
今のままなら、人類と共に地球が滅亡の日を迎えなくてはいけません。
人類は本来地球の細胞なのですから、地球の意志に従わなくてはいけません。
私達が名付けた自然災害も、地球にとっては健康にするための手段です。


近い将来、地下火災なる現象があちらこちらで見られるようになることでしょう。
噴火とは違います。
ガスが溜まり、地下火災をおこすのです。
ガスが自然界とマッチして自然発火を人々に見せてくれることでしょう。


by marie-foliage | 2015-07-09 02:34 | 北欧の旅 | Comments(0)


美は、見る人の心の中に。


by marie

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